基本は単発型と同じですが、加工自体の異なる単発型を同ピッチで並べ、グリッパーと呼ばれる搬送装置でワ-クを搬送(transfer)していくことで自動加工を行います。
金型とセットで製品形状に合わせた製品搬送用のグリッパーの製作が必要となります。
プレス生産設備も専用のトランスファープレスが必要となります。
生産効率は順送型には及びませんが、60spm(1分間に60個生産)も可能です。
金型は搬送時干渉を考慮する必要があり、複雑かつ高価になります。

関連製品

単発型

アルミ素材の空調関係の部品で、薄板を板厚の15倍の深さで板厚減少を最低限におさえ、絞り加工を行います。平面度についても10μを要求される精密部品になります。

→詳しくはこちら

順送型

プログレ型(Progressive Die)ともよばれ1つの金型の中に複数工程を等ピッチに配置してプレスの1ストロークで複数工程を同時に成形します。



→詳しくはこちら

複合型

単発型のプレスでは工程ごとに型ののせかえが必要になるため、単発型をプレス本体の大きさ、加工力に合わせ複数工程を一体化した金型になります。主に試作生産、少量生産に使用されます。
→詳しくはこちら