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制御盤

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「3価クロム系処理」とは、金属部品の表面処理の一種で、主にさびや腐食を防ぐために行われます。クロムの「3価」というのは、環境への影響を考慮して使われるクロムの安定した状態のことです。この方法は工業分野で広く使われており、従来の6価クロムに比べて環境負荷が少なく、安全性が高いとされています。

pH計制御盤の役割

この「pH計制御盤」は、3価クロム処理の工程で液体の酸性やアルカリ性の度合い(pH値)を適切に保つために使われます。3価クロム処理では、処理液のpH値を正確に管理することが品質と安全にとって重要です。

具体的な役割は次の通りです:

  1. pHの自動監視:制御盤に取り付けられたpH計が処理液のpH値を常に測定し、適切な範囲に保つよう監視します。

  2. 自動調整機能:pH値が設定範囲から外れると、制御盤が自動的に薬品を加えて調整します。これにより、作業者が常に手動でチェックしなくても安定した処理が可能です。

  3. アラート機能:異常が検知されると、警報を出して知らせる機能もあります。万が一、pHが極端に変わると品質や安全性に影響するため、トラブルを未然に防ぐ仕組みです。

このように、3価クロム系処理部pH計制御盤は、高品質な表面処理を安定して行うために、処理液のpHを自動的に管理・調整するための重要な装置です。

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